トップ
>
いそくさ
ふりがな文庫
“いそくさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
磯臭
75.0%
磯草
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
磯臭
(逆引き)
その晩、
磯臭
(
いそくさ
)
い空気のこもった
部屋
(
へや
)
の中で、
枕
(
まくら
)
につきながら、
陥穽
(
おとしあな
)
にかかった獣のようないらだたしさを感じて、まぶたを合わす事ができなかったと君は私に告白した。そうだったろう。
生まれいずる悩み
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
二人は元の路を逆に歩いているつもりであったが、どう間違えたものか、変に
磯臭
(
いそくさ
)
い
浜辺
(
はまべ
)
へ出た。そこには
漁師
(
りょうし
)
の家が雑貨店と
交
(
まじ
)
って貧しい町をかたち作っていた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
いそくさ(磯臭)の例文をもっと
(3作品)
見る
磯草
(逆引き)
過去の長き、
厭
(
いと
)
はしき、無意味な生活の旅の疲れが、一時に漠然と現はれてくる。人人はげつそりとし、ものうくなり、空虚なさびしい心を感じて、
磯草
(
いそくさ
)
の枯れる砂山の上にくづれてしまふ。
田舎の時計他十二篇
(新字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
いそくさ(磯草)の例文をもっと
(1作品)
見る