磨骨みがきぼね)” の例文
上が身を堅く花嫁の重いほど、乗せた車夫は始末のならぬ容体ようだいなり。妙な処へかじめて、曳据ひきすえるのが、がくりとなって、ぐるぐると磨骨みがきぼねの波を打つ。
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)