破鏡はきょう)” の例文
花嫁の列は、生家の門を出る時から、すでに破鏡はきょうはらんでいた。従って政子のなみだは、世の常の花嫁が生家を離れる時のそれとは、まったくちがっていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)