“はきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巴峡50.0%
破鏡50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小仏こぼとけの峠もほどなく越ゆれば、上野原、つる川、野田尻、犬目、鳥沢も過ぎてさるはし近くにその夜は宿るべし、巴峡はきょうのさけびは聞えぬまでも、笛吹川の響きに夢むすび
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
花嫁の列は、生家の門を出る時から、すでに破鏡はきょうはらんでいた。従って政子のなみだは、世の常の花嫁が生家を離れる時のそれとは、まったくちがっていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)