“石権”の読み方と例文
読み方割合
いしごん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
湊川みなとがわの仕事場へ来てみると、まだ露ッぽい草のなかに、石権いしごんためも、そのほかの職人も、みな腕ぐみして、茫然と突っ立っている。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが、その親方の石権いしごん以上に、介三郎がそんなはなしでもして聴かせていると、かならず物蔭か、うしろにたたずんで熱心に聞き入っているもうひとりの男があった。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
介三郎は、石権いしごんをはじめ、職人たちをねぎらって、賃金、慰労の賞与など、十分に頒け与えた。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)