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石南花
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しゃくなげ
ふりがな文庫
“
石南花
(
しゃくなげ
)” の例文
岩の上には処どころ
石南花
(
しゃくなげ
)
の
真紅
(
しんく
)
の花が咲いていた。谷の上に見える狭い空には
午
(
ひる
)
近い暑い
陽
(
ひ
)
がぎらぎらしていたが、谷底は秋のように冷びえしていた。
岩魚の怪
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
庭には桜、
石南花
(
しゃくなげ
)
なども有った。
林檎
(
りんご
)
は軒先に近くて、その葉の影が部屋から
外部
(
そと
)
を静かにして見せた。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
あるいは
恒雪線
(
スノウ・ライン
)
にそい、あるいはすこし下って、一万フィートあたりの
石南花
(
しゃくなげ
)
帯をゆく。巨峰、鋸歯状の尾根が層雲をぬき、峡谷は濃霧にみち、電光がきらめく。そして、
雹
(
ひょう
)
、石のような雨。
人外魔境:03 天母峰
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
“石南花(シャクナゲ)”の解説
シャクナゲ (石楠花、石南花) は、ツツジ科ツツジ属 (Rhododendron) 無鱗片シャクナゲ亜属、無鱗片シャクナゲ節の総称である。
主に低木だが、高木になるものもある。
また、日本ではその多くのものがツツジと称される有鱗片シャクナゲ亜属のものを欧米では Rhododendron と呼んでいる。ただし、有鱗片シャクナゲのなかでも、ビレア(マレーシアシャクナゲ)の仲間は、カワカミシャクナゲのように、日本でもシャクナゲと呼んでいる。
(出典:Wikipedia)
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
南
常用漢字
小2
部首:⼗
9画
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
“石南”で始まる語句
石南
石南木