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知行取
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ちぎやうどり
ふりがな文庫
“
知行取
(
ちぎやうどり
)” の例文
と言つて、かやうの事は下賤のすべき働きで、
知行取
(
ちぎやうどり
)
は別にしなければならぬ仕事がある筈だ。あんな事が
流行
(
はや
)
つては、
家中
(
かちゆう
)
の風儀が悪くなるからといふので、その男は
長
(
なが
)
の
暇
(
いとま
)
を取らせられた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「さ……」と属官は
行
(
ゆ
)
き
詰
(
つま
)
つたやうな顔をして、知行の
有無
(
あるなし
)
を一寸考へるらしい風だつた。それに何の無理があらう、考へでもしなければ思ひ出せない程、ちよつぴりした
知行取
(
ちぎやうどり
)
だつたのだから。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
知
常用漢字
小2
部首:⽮
8画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“知行”で始まる語句
知行
知行所
知行高
知行割
知行地
知行召放