“知県”の読み方と例文
旧字:知縣
読み方割合
ちけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
知県ちけん様はやっぱり元の位置にいて何か名目が変っただけだ。挙人老爺は何になったか——これ等の名目は未荘の人には皆わからなかった。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
知県ちけんは、彼を白洲へ曳き出して、調書一切を読み聞かせ、さらに次の通り言い渡した。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
みん代のことである。帰安きあん県の知県ちけんなにがしが赴任してから半年ほどの後、ある夜その妻と同寝していると、夜ふけてその門を叩く者があった。知県はみずから起きて出たが、暫くして帰って来た。