“矢避”の読み方と例文
読み方割合
やよけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は、矢避やよけを背おつた昔の軍人のやうに袷着物の背中に風をはらんで、砂埃りに消えて疾走してゐた。何処まで走るんだ! と叫んだ。……ふと、普通たゞならぬ寒気を身内に感じた。
F村での春 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)