まじろぎ)” の例文
駄夫は変にモソモソして、何んだか妙にまじろぎばかり為たいやうな気になりながら、階段に浮かぶ朦朧とした薄暗うすくらがりを吸ひ又吐いて静かな階下したへ降りて来たら……
竹藪の家 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)