トップ
>
瞠若
>
だうじやく
ふりがな文庫
“
瞠若
(
だうじやく
)” の例文
余は彼の評論に就きて満足すること能はざるところあるにも係らず、其気鋭く胆大にして、幾多の先輩を
瞠若
(
だうじやく
)
せしむる技倆に驚ろくものなり。
明治文学管見:(日本文学史骨)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
勝敗真に時の運とせば、吾人は、トルストイを有し、ゴルキイを有し、アレキセーフを有し、ウヰツテを有する戦敗国の文明に対して何等
後
(
しり
)
へに
瞠若
(
だうじやく
)
たるの点なきや否や。
渋民村より
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
世界第一の民政国たる米国に擬せんとせしが如き政治的冒険の花々しく、恐ろしく、快絶奇絶なりしが如く、当時の思想界の冒険も
亦
(
また
)
孟賁
(
まうほん
)
をして
後
(
しり
)
へに
瞠若
(
だうじやく
)
たらしむる程の勢ありき。
明治文学史
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
夫れ物質的の文明は唯物質的の人を生むに足れる
而已
(
のみ
)
、我三十年間の進歩は実に非常なる進歩に相違なし、欧米人をして
後
(
しり
)
へに
瞠若
(
だうじやく
)
たらしむる程の進歩に相違なし、然れども余を以て之を見るに
英雄論:明治廿三年十一月十日静岡劇塲若竹座に於て演説草稿
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
“瞠若”の意味
《名詞》
驚いて目を見張ること。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
瞠
漢検1級
部首:⽬
16画
若
常用漢字
小6
部首:⾋
8画
“瞠”で始まる語句
瞠
瞠目
瞠視
瞠入
瞠然
瞠合