“着澄”の読み方と例文
読み方割合
きすま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは僻耳ひがみみであったろう、やっと静々と、羽衣を着澄きすまして、立直ったのをて、昨夜紅屋の霜にひざまずいて、羽織を着せられた形に較べて、ひそかに芸道の品と芸人の威を想った……時である。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)