着服ちよろまか)” の例文
社長は何方どつちかと云へば因循な人であるけれど、資本ぬしから迫られて、社の創業費を六百円近く着服ちよろまかしたと云ふ主筆初め二三の者を追出して了つた。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)