“真身”の読み方と例文
旧字:眞身
読み方割合
しんみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから倉地さんに意向を伺おうとすれば、倉地さんは頭から僕をばかにして話を真身しんみに受けてはくださらないんです
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
彼女は間もなく重患でどっと床就とこづいたが、誰一人真身しんみに介抱をしてくれる者もなく、あわれ寂しく死んで行った。
情状酌量 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
花「またそんな事を云って、私に心配させて笑っているのかい、何うしてお前さんは情がないのだろう、私が真身しんみになって相談すれば茶かして仕舞って」