真袖まそで)” の例文
自分の汗になつた肌を折々襲つて行くその心地好さ! これは山でなければ得られぬたまものと、自分はそれを真袖まそでに受けて、思ふさま山の清い※気けいきを吸つた。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)