真礪まと)” の例文
鹿礪石ろくといしのざらりとした肌理きめ真礪まと青砥あおとのなめらかな当り、刃物と石の互いに吸いつくようなしっとりした味が、なんだかもう思いだせなくなったようで、心ぼそくってしようがなかったんだ
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)