盲蜘蛛めくらぐも)” の例文
両手の中になかば死にかけたおとりの大きな盲蜘蛛めくらぐもをかかえこみ、その匂いを慕ってあつまって来る小蜘蛛を片っぱしからパクッパクッと嚥みこんでいるのだった。
顎十郎捕物帳:24 蠑螈 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
盲蜘蛛めくらぐものようにかがみ込んでいました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)