盲愛もうあい)” の例文
何ですと——では、明らかに、依怙贔屓えこひいきだと仰せられるか。——何とおのおの、そう聞いては、もう議論のほかじゃないか。座主は範宴を盲愛もうあいしていられるのだ。私情のために、大法を
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、日頃の彼になしていた盲愛もうあいが今さら、やまれてくる。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)