目次もくじ)” の例文
わたしは夜寒の裏通りに、あかあかと障子へ火のうつつた、或家の玄関を知つてゐる。丁度ちやうどまだ読まない本の目次もくじだけざつと知つてゐるやうに。
わが散文詩 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)