ごう)” の例文
彼のあとから降りて来たのは第一にブロシュ伯爵で、多くの情婦や、古い聖体ごう蒐集しゅうしゅうや、過激王党主義の意見などで、世に知られてる戸外運動家だった。
監獄の鉄門ごしに弾薬ごうが光ってる警護兵の陰鬱いんうつな顔の上にいたるところに書かれてるその宿命的な考えをよくも見ないうちに、すでに一つの声が私の耳にささやくような気がする、「死刑囚!」と。
死刑囚最後の日 (新字新仮名) / ヴィクトル・ユゴー(著)
温かいごうふたをとると、彼のすきな鶏のやわらかが入っていた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)