皎玉こうぎょく)” の例文
その霧の中に、チラ/\と時折、瞥見べっけんするものは、半面紫色になった青年の死顔と、艶然えんぜんたる微笑を含んだ夫人の皎玉こうぎょくごとき美観とであった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
これらは流変りゅうがわりで例外に近く、大抵の国民は白鼠を吉祥とする。『嬉遊笑覧』に、『太平広記』にいわく、白鼠身皎玉こうぎょくのごとく白し。耳足紅色、眼眶まぶたまた赤きもの、すなわち金玉の精なり。