百禽ももどり)” の例文
冬の梢は、青空を透かして見せ、百禽ももどりの声もよく澄みとおる。淙々そうそうとどこかに小さい滝の音がするかと思えば、颯々さっさつかなでている一幹の巨松に出会う。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)