“百夜通”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ももよがよ60.0%
もゝよがよ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小町 (憤然ふんぜんと)それをほんとうだと思ったのですか? 嘘ですよ。あなた! 少将は今でもあの人のところへ百夜通ももよがよいをしているくらいですもの。
二人小町 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「すぐ判りそうなもんじゃありませんか。——お七夜、お十夜、八十八夜、百夜通ももよがよいは深草の少将で——」
百夜通もゝよがよひの眞實をみせる人も出て來るでせう。さうなると、わたくしも色々に氣が迷ひますわ。(縁に腰をおろして考へる。)
能因法師 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
左ほど執心して百夜通もゝよがよいをするものもなかったんでしょう。