百夜通ももよがよ)” の例文
小町 (憤然ふんぜんと)それをほんとうだと思ったのですか? 嘘ですよ。あなた! 少将は今でもあの人のところへ百夜通ももよがよいをしているくらいですもの。
二人小町 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「すぐ判りそうなもんじゃありませんか。——お七夜、お十夜、八十八夜、百夜通ももよがよいは深草の少将で——」
秘戯ひぎ壁絵かべえもなおらず、色坊主が百夜通ももよがよいの事
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)