白塩瀬しろしおぜ)” の例文
と柳の眉の、おもて正しく、見迎えてちょっと立直る。片手もほっそり、色傘を重そうにいて、片手に白塩瀬しろしおぜ翁格子おきなごうし、薄紫の裏の着いた、銀貨入を持っていた。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)