“疎陣”の読み方と例文
読み方割合
そじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
打っても響きのない士気をながめて、今はいかぬと、彼もさとった。しかし、彼自身の猛気は反対に彼に最後の死にもの狂いをちかわせた。夜は白々と明け、疎陣そじん、人馬の影もまばらだったが——。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)