當身あてみ)” の例文
新字:当身
曉方夢中で小用にでも起きたところを曲者に當身あてみを喰はされ、そのまゝ縛り上げられた顛倒のうちに、後も先も忘れてしまつたのでせう。
朝といつても日中ひなかの事ではあり、多分當身あてみか何か食はされて、一度目を廻したのを鈴の緒で縛り上げられ、後で氣が付いて口を利かうとしたので、匕首あひくち盲目めくら突きにされたものでせう。