“あてみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
当身91.3%
當身8.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
云うとたんに、六郎兵衛は相手の胸さきをあげた。彼は当身あてみをくれるつもりだったらしい、だが、そのとき、向うの暗がりから人が出て来た。
前に倒れた奴が口惜くやしいから又起上って組附いて来る処を、こぶしを固めて脇腹の三枚目(芝居でいたす当身あてみをくわせるので)
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
曉方夢中で小用にでも起きたところを曲者に當身あてみを喰はされ、そのまゝ縛り上げられた顛倒のうちに、後も先も忘れてしまつたのでせう。
朝といつても日中ひなかの事ではあり、多分當身あてみか何か食はされて、一度目を廻したのを鈴の緒で縛り上げられ、後で氣が付いて口を利かうとしたので、匕首あひくち盲目めくら突きにされたものでせう。