畝間うねま)” の例文
その上家の裏には小さい畑まで作つて、菜つ葉や豆などを育ててゐますが、畝間うねま箒目はうきめを入れるほどの念の入れやうで
午前中、僅かに伸びた蠶豆の畝間うねまの土を鋤き返してゐた駿介は、丁度それが終つた時に來た雨だつたので、工合がよかつた。少し濡れて歸つて來て、午後からは仕事を休んだ。
続生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
熟麥うれむぎの穗麥刈りとる畝間うねまには早やつやつやし茄子の若笛
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
「へエ、驚きましたよ。菜つ葉と豆を植ゑた畑の畝間うねまはうきが入つてゐるんだから」
熟麦うれむぎの穂麦刈りとる畝間うねまには早やつやつやし茄子の若笛
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)