“畝火(うねび)” の例文
玉だすき 畝火(うねび)の山の 橿原(かしはら)の 日知(ひじ)りの御代(みよ)ゆ あれましし 神のことごと 樛(つが)の木の いやつぎつぎに 天(あめ)の下 知ろしめししを そらみつ やまとを
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
(こは物部の連、穗積の臣、婇臣が祖なり。)かれかくのごと、荒ぶる神どもを言向(ことむ)けやはし、伏(まつろ)はぬ人どもを退(そ)け撥(はら)ひて、畝火(うねび)の白檮原(かしはら)の宮四〇にましまして、天の下治(し)らしめしき。
美母呂能(ミモロノ)、伊都加斯賀母登(イツカシガモト)、加斯賀母登(カシガモト)、由由斯伎加母(ユユシキカモ)、加志波良袁登売(カシハラヲトメ)、云々とある如く、神聖なる場面と関聯し、橿原(かしはら)の畝火(うねび)の山というように、橿の木がそのあたり一帯に茂っていたものと見て
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)