甲斐けえ)” の例文
何んとハア貴方あんたさまゆえにお嬢さまは、相談ずくとはいいながら吉原へ這入へえって、誠にハア何うも心配しんぺえして居さっしゃったが、その甲斐けえがあって
多「己此処まで惣吉さんの供をして、今坊さまを連れて山を下りては四年五年心配しんぺえった甲斐けえがねえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)