その方面で呪いというようなものを、至急に防ぐことが出来るかもしれない。……で、行ってお話をしたところ、甲必丹のカランス殿が引き受けたという。
毎年長崎から甲必丹蘭人が通辞と一緒に江戸へ来て、将軍家に拝謁した。その逗留所を客室と云い、その客室では蘭人が携さえて来た舶来品を並べて諸人に見せた。
“甲必丹(カピタン)”の解説
カピタン(甲比丹、甲必丹、加比旦)は、江戸時代、東インド会社が日本に置いた商館の最高責任者「商館長」のこと。日本は初めにポルトガルとの貿易(南蛮貿易)を開始したため、西洋の商館長をポルトガル語の「Capitão(カピタン)」で呼ぶようになった。その後ポルトガルに代わりオランダが貿易の主役になったが、この呼び名は変わらなかった。本来オランダでは商館長のことを「Opperhoofd(オッペルホーフト)」と呼ぶが、日本では使われなかった。
(出典:Wikipedia)
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