実の処、年暦の改まる時に奉つたものは、魂であつたので、さば——産飯と書きなれてゐる所の——といふ語で表す様になつたのには、聯想の、他から加つて来たものと考へる。
「さば」は産飯で、魚の鯖ではない。神棚に上げる盛り飯の頭をはねて、地べたなどへ散したりする。頭だから「あたまをはねる」との同義で、さばはねを加へて勘定する事である。
“産飯”の解説
産飯(うぶめし)は、産育儀礼の一種。出産直後に神などに供える飯や料理や膳などのこと。
飯は出産直後に焚き、神仏などに供え、ご近所や産婆やお世話になった人などにも食べてもらうと、生児がよく育つと言われる。
この風習は、生児の肉体と霊魂をこの世に認めようとする願いもこめられている。
長崎県壱岐島では、女の子の場合、えくぼができるように、椀に盛った飯の上を指で押し、「えくぼめし」と呼ぶ。また、膳に乗せる小石を産婆の家から持ってくる風習もあるが、これは産婆が昔は産神を祀り、産土神を祀る巫女の役目を担っていたものと言われる。なお産婆とは助産師のことである。
(出典:Wikipedia)
飯は出産直後に焚き、神仏などに供え、ご近所や産婆やお世話になった人などにも食べてもらうと、生児がよく育つと言われる。
この風習は、生児の肉体と霊魂をこの世に認めようとする願いもこめられている。
長崎県壱岐島では、女の子の場合、えくぼができるように、椀に盛った飯の上を指で押し、「えくぼめし」と呼ぶ。また、膳に乗せる小石を産婆の家から持ってくる風習もあるが、これは産婆が昔は産神を祀り、産土神を祀る巫女の役目を担っていたものと言われる。なお産婆とは助産師のことである。
(出典:Wikipedia)