産寧坂さんねんざか)” の例文
「はい、産寧坂さんねんざかの下の陶器すえもの作りの家の老婆としよりが、夜泣き癖のある孫を負うて、子安こやす観音へ夜詣りに来ていたのでございました」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
産寧坂さんねんざかを上りきった頃を見すまして、吉次がうしろから声をかけた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)