生薪なままき)” の例文
小県凡杯は、はじめて旅をした松島で、着いた晩と、あくる日を降籠ふりこめられた。景色は雨にうずもれて、かまどにくべた生薪なままきのいぶったような心地がする。
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)