甘藍きゃべつ)” の例文
貢君は余等の毛布や、関翁から天幕へみやげ物の南瓜とうなす真桑瓜まくわうり玉蜀黍とうもろこし甘藍きゃべつなぞを駄馬だばに積み、其上に打乗って先発する。仔馬こうまがヒョコ/\ついて行く。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
甘藍きゃべつ 九三・四〇 一・七五 — 四・〇五 — 〇・八〇
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
此夕台所だいどこで大きな甘藍きゃべつはかりにかける。二貫六百目。肥料もやらず、移植いしょくもせぬのだから驚く。関翁が家の馳走ちそうで、甘藍の漬物つけもの五升藷ごしょういも馬鈴薯じゃがいも)の味噌汁みそしるは特色である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)