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甘葛
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あまづら
ふりがな文庫
“
甘葛
(
あまづら
)” の例文
五位は五六年前から
芋粥
(
いもがゆ
)
と云ふ物に、異常な執着を持つてゐる。芋粥とは山の芋を中に切込んで、それを
甘葛
(
あまづら
)
の汁で煮た、粥の事を云ふのである。
芋粥
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
最後に、その山の芋が、一つも長筵の上に見えなくなつた時に、芋のにほひと、
甘葛
(
あまづら
)
のにほひとを含んだ、
幾道
(
いくだう
)
かの湯気の柱が、
蓬々然
(
ほうほうぜん
)
として、釜の中から、晴れた朝の空へ、舞上つて行くのを見た。
芋粥
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“甘葛(アマヅラ)”の解説
アマヅラ(甘葛)とは、甘味料のひとつである。砂糖が貴重な時代には水飴と並んで重宝された。
一般的にはブドウ科のツル性植物(ツタ(蔦)など)のことを指しているといわれる。一方で、アマチャヅルのことを指すという説もあり、どの植物かは明かではない。
(出典:Wikipedia)
甘
常用漢字
中学
部首:⽢
5画
葛
常用漢字
中学
部首:⾋
12画
“甘”で始まる語句
甘
甘味
甘藷
甘美
甘藍
甘酒
甘酸
甘露
甘煮
甘寧