“瑞泉寺”の読み方と例文
読み方割合
ずいせんじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして東の瑞泉寺ずいせんじ山に涌出ゆうしゅつした脳漿形のうしょうがたの積雲と、雷鳴をこめた積乱雲との層が見る見る黄金色の光度を強めて今にも爆裂しそうに蒸し返すと
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
そこの瑞泉寺ずいせんじにある秀次の悪逆塚あくぎゃくづかのことを思い出すと、その方におのずと視線がひきよせられて、「白昼でも物すごいありさまでした」と、のちに都の人にはなしたのを
京都瑞泉寺ずいせんじ縁起えんぎに依れば、順慶の歿後、此の石塔は洪水のために崩れてしまい、跡を訪う者もなかったのを、慶長十六年角倉了以すみくらりょういが高瀬川を開くに当ってその荒廃せるを哀れみ
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)