瑞歯含ミヅハク)” の例文
「烏羽玉のわが黒髪は白川の、みつはくむまで老いにけるかな」(大和物語)と言ふ檜垣嫗の歌物語も、瑞歯含ミヅハクむだけは訣つても、水は汲むの方が「老いにけるかな」にしつくりせぬ。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
烏羽玉うばたまのわが黒髪は白川の、みつはくむまで老いにけるかな」(大和物語)という檜垣ひがきおうなの歌物語も、瑞歯含ミヅハクむだけはわかっても、水は汲むの方が「老いにけるかな」にしっくりせぬ。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)