玻璃板ガラスいた)” の例文
そんな時には土耳古玉トルコだまのやうな夏の午前の空を、土耳古玉色に——或は側面から透して見た玻璃板ガラスいたの色に、うつして居るのであつた。
炭素がその玻璃板ガラスいたの間から流れると、蝋燭の火は水を注ぎ掛けられたように消えた。
岩石の間 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)