王晋卿おうしんけい)” の例文
まあ今夜は、やしきへお泊んなさい。そして何だな、明日、わしが紹介して進ぜるから、王晋卿おうしんけいさまのおやかたへでも一つ伺ってみるんだな。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こうして、市井の一放浪児にすぎない高毬は、はしなくも現天子の駙馬ふば(天子の婿むこたる人の官名)王晋卿おうしんけいやかたに仕える身とはなった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)