“玄潮”の読み方と例文
読み方割合
くろしお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見る見るうち、輝く玄潮くろしお退いたか、と鳩は掃いたように空へ散って、咄嗟とっさ寂寞せきばくとした日当りの地の上へ、ぼんやりと影がさして、よぼよぼ、うごめいて出た者がある。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)