“狭迷”の読み方と例文
読み方割合
さまよ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
従て芝居は常住不断に舞台表現と、現実的な表現との中間に狭迷さまよって行かねばならぬ。写実と非写実のチャンポンをやって行かねばならぬ。芝居芸術の悲哀はそこにある。
能とは何か (新字新仮名) / 夢野久作(著)
関所破りの疑いをかけたらしい腕利きの老人に、どこからともなく附き纏われまして生きた空もなくい廻わされました時の、怖ろしゅう御座いましたこと……それから四国路まで狭迷さまよいまして
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)