独栖ひとりずみ)” の例文
旧字:獨栖
誰れに操の独栖ひとりずみぞと問はゞ、斯道これにと答へんつま琴の優しき音色に一身を投げ入れて、思ひをひそめしは幾とせか取る年は十九、姿は風にもたへぬ柳の糸の、細々と弱げなれども
琴の音 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)