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狐疑逡巡
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こぎしゅんじゅん
ふりがな文庫
“
狐疑逡巡
(
こぎしゅんじゅん
)” の例文
あまりの沈黙と
静謐
(
せいひつ
)
、
尨大
(
ぼうだい
)
で奇怪な生命力——それに対すると、私は抱擁せずむしろ
狐疑逡巡
(
こぎしゅんじゅん
)
し警戒するのを常とした。生の
讃歌
(
さんか
)
を否定するのではないか——これが私の仏像への
危惧
(
きぐ
)
であった。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
「案じるな。——許攸が味方へとびこんできたのは、実に、天が曹操に大事を成さしめ給うものだ。もし
狐疑逡巡
(
こぎしゅんじゅん
)
して、この妙機をとり逃したりなどしたら、天は曹操の暗愚を見捨てるであろう」
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それというのも、お前達の
徒
(
いたずら
)
なる
狐疑逡巡
(
こぎしゅんじゅん
)
の
為
(
な
)
す所じゃないか。
華々しき一族
(新字新仮名)
/
森本薫
(著)
「そこがいわゆる
狐疑逡巡
(
こぎしゅんじゅん
)
というやつだろう。」
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
狐
漢検準1級
部首:⽝
9画
疑
常用漢字
小6
部首:⽦
14画
逡
漢検1級
部首:⾡
11画
巡
常用漢字
中学
部首:⼮
6画
“狐疑”で始まる語句
狐疑
狐疑心
狐疑深
狐疑的
狐疑鈍渋