“物吉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
モノヨシ66.7%
ものよし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其からは物吉モノヨシ・萬歳が來て、門をほめ、柱をほめ、屋敷・廐・井戸をほめて𢌞る。猿𢌞しの來るのも正月で、主として廐祈祷の意を持つてゐる。
片居カタヰ物吉モノヨシなど言ふ乞食を表す語が、癩病人を言ふ事になつたのは、とりわけ其仲間に、此患者が多かつたのを示してゐることは、言ふまでもない。
聟どのが着座すると程なく、花嫁の寧子は、物吉ものよしの女とう世話女﨟じょろうに導かれて、聟どのの隣へ音もなく坐る。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)