“牙営”の読み方と例文
読み方割合
がえい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平井山の牙営がえいから戦線四里にわたる寄手の支営を、黒田官兵衛は、たえず陣輿じんごしに乗って、見廻っていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ウィルソンは巴里パリイのソルボンヌ大学の演説で「大学の精神は自由にあり」という事を述べましたが、大学をすら官僚の牙営がえいに供して、その独立自由を確保しない我国の教育者は
激動の中を行く (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
川中島戦役後は、大将旗として牙営がえいに翻していた。
川中島合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)