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片笑靨
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かたえくぼ
ふりがな文庫
“
片笑靨
(
かたえくぼ
)” の例文
その
下萌
(
したも
)
えの
片笑靨
(
かたえくぼ
)
のわずかに見えたる、情を含む眼のさりとも知らず動きたる、たおやかなる
風采
(
ものごし
)
のさらに見過ごしがてなる、ああ、辰弥はしばし動き得ず。
書記官
(新字新仮名)
/
川上眉山
(著)
片笑靨
(
かたえくぼ
)
でそう云うとすぐおかみさんの姿は、鳥居
内
(
うち
)
の
宵闇
(
よいやみ
)
の人影に
紛
(
まぎ
)
れてしまった。
春の雁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
のッけから高氏は、つい
揶揄
(
やゆ
)
を
弄
(
ろう
)
してしまった。小右京のことが胸に
生々
(
なまなま
)
あったからだった。しかし道誉はまだ何も知ってはいない。高氏の揶揄をただ親しみと
片笑靨
(
かたえくぼ
)
でうけている。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
笑
常用漢字
小4
部首:⽵
10画
靨
漢検1級
部首:⾯
23画
“片笑”で始まる語句
片笑