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片手業
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かたてわざ
ふりがな文庫
“
片手業
(
かたてわざ
)” の例文
と私には言いながら、八の脱いだ外套と帽子を、置戸棚の
傍
(
わき
)
へ
押束
(
おッつく
)
ねざまに、
片手業
(
かたてわざ
)
に火鉢にかかった湯気を噴く鉄瓶を提げて、すいと二階へ上って行く。
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
身に覺えた仕立てなどは、
片手業
(
かたてわざ
)
で出來る筈もなく、伊勢屋さんのお情けで少しばかり仕事を廻して貰ひ、娘が夜の目も寢ずに働いて、やつと二人口を過して居ります。
銭形平次捕物控:157 娘の役目
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
道理
(
ことわり
)
かな。おぬしほどの力量があれば、城の二つ三つも攻め落さうは、
片手業
(
かたてわざ
)
にも足るまじい。」と云うた。その時「れぷろぼす」が、ちともの案ずる
体
(
てい
)
で申すやうは
きりしとほろ上人伝
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
業
常用漢字
小3
部首:⽊
13画
“片手”で始まる語句
片手
片手間
片手掴
片手落
片手打
片手拝
片手撲
片手桶
片手腕
片手釣