片商売かたしょうばい)” の例文
すなわち彼らもまた農民の片商売かたしょうばいなのだが、数をかけているのでかんたんな技術をおぼえ、また道具をそろえていて、ふつうの人よりは仕事がはやく、手ぎわもよく葺きあげたのである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
実際高野聖は行商か片商売かたしょうばいで、いつも強力ごうりき同様に何もかも背負うてあるいた。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)